子どもたちは、大人の想像を超えていく。 ダンスが育んだ「自分で挑戦する力」

FRESHEST PEACE DANCE SCHOOL   /   MARINO’S COLUMN

子どもたちは、大人の想像を超えていく。
ダンスが育んだ「自分で挑戦する力」

LOCK強化クラス「STEADYRY」の成長物語を、マズローの5段階欲求から考えてみました。

ステージで息を合わせてLOCKダンスを踊るSTEADYRYの3人
LOCK強化クラスのダンスチーム「STEADYRY(ステディリー)」

FRESHEST PEACE DANCE SCHOOLの講師のMARINOです。

今日は、私が担当している土曜LOCK強化クラスのチーム「STEADYRY(ステディリー)」のお話をしたいと思います。

最近、この子たちを見ていて感じることがあります。

子どもたちは、私たち大人が思っている以上に、自分で成長する力を持っている。

コンテストへの挑戦から始まり、受賞、そして次のステージへ。その先で生まれた子どもたちの言葉に、私は正直、驚かされました。

この成長は、心理学で知られる「マズローの5段階欲求」という考え方にも、どこか重なっているように感じています。

「私は何もしていない」と思うほどの成長

STEADYRYには、ダンスコンテストに安心して挑戦できる場を用意しました。

もちろん、講師として技術を伝えたり、一緒に作品をつくったりはしています。でも、練習を積み重ね、仲間と向き合い、ステージに立ったのは子どもたち自身です。

2026年9月13日、新メンバーになってから初めて出場したコンテストでは、5位入賞。そして、次は東京でパフォーマンスすることも決まりました。

CHALLENGE仲間とコンテストに挑戦
SUCCESS5位入賞という成功体験
NEXT STAGE東京でのパフォーマンスへ

START UPのステージで堂々とパフォーマンスするSTEADYRYの3人
仲間と一緒に挑戦し、ステージで表現する経験を重ねてきました。

ここまででも、十分うれしい成長です。

でも、本当に驚いたのはその先でした。

「来年の発表会は、自分たちで作品を作りたい!」

子どもたちの口から、こんな言葉が出てきたのです。

誰かから与えられた目標を頑張るだけではなく、自分たちで新しい目標を生み出している。

私が想像していた以上の成長でした。

マズローの5段階欲求と、ダンスで育つ心

心理学者アブラハム・マズローは、人間の欲求を「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5つに整理しました。

この理論は、全員が必ず下から順番に進むという意味ではありません。それでも、子どもたちの変化を見つめるための、興味深いヒントになります。


マズローの5段階欲求:生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求をダンスでの成長に当てはめた図
ダンスを通して育まれる心と、マズローの5段階欲求(画像をタップすると拡大できます)

01生理的欲求|健やかに過ごす土台

食事・睡眠・休息など、生きるための基本的な欲求です。ダンスそのものがこれらに代わるわけではありませんが、体を動かす楽しさや、健やかな生活を大切にするきっかけになります。

02安全欲求|失敗しても大丈夫な場所

間違えたら恥ずかしい。うまく踊れなかったらどうしよう。そんな気持ちは、大人にも子どもにもあります。

だからこそ、私は安心して挑戦できる環境を大切にしています。最初からできなくてもいい。失敗しても、また挑戦できる。そう思えることが、次の一歩につながります。

03社会的欲求|仲間とつながり、居場所ができる

一人では不安なことも、仲間と一緒なら挑戦できる。練習を重ね、声を掛け合い、同じ目標に向かう時間の中で、「ここに自分の居場所がある」と感じられるようになります。

STEADYRYの強さは、ダンスの技術だけでなく、この仲間との関係にもあるのだと思います。

04承認欲求|「できた!」が自信に変わる

コンテストでの入賞は、努力が目に見える形になった経験でした。

でも、賞だけが大切なのではありません。仲間に認められたり、昨日できなかったことができるようになったり。そんな小さな成功体験の積み重ねが、「自分たちにもできる」という自信を育てていきます。

05自己実現欲求|自分たちで未来をつくりたい

そして、今のSTEADYRYを見ていて一番感じるのが、この「自己実現」です。

「次は、自分たちで作品を作りたい」。それは、先生に言われたからでも、賞がほしいからでもなく、自分たちが表現したいものを、自分たちの手で形にしたいという気持ち。

もちろん、たった一つの出来事で「最上段に到達した」と決められるものではありません。それでも、子どもたちが主体的に自分の可能性を広げようとしている姿は、自己実現に向かう姿と重なって見えます。

ステージで力強いポーズを見せるSTEADYRYのメンバー
自分たちの表現を、少しずつ自分たちの力で磨いていく。

教えすぎないことも、教育なのかもしれない

私は時々、「私は何もしていないんです」と言いたくなります。

でも、最近は少し考え方が変わってきました。

大人がすべての答えを用意することだけが、教育ではない。子どもたちが安心して試せる環境をつくり、信じて見守り、必要なときには支える。それも、大切な役割なのだと思います。

ダンスが上手になることはもちろんうれしい。けれど、それ以上にうれしいのは、子どもたちが自分で考え、仲間と力を合わせ、新しい挑戦をしたいと言い始めたこと。

そこには、技術だけでは測れない成長があります。

子どもたちの可能性を、大人の想像で決めつけない。

来年の発表会で、STEADYRYの3人がどんな作品を生み出すのか。今から本当に楽しみです。

これからもFRESHEST PEACE DANCE SCHOOLでは、ダンスを通じて「やってみたい」が「できた!」に変わる瞬間を大切にしていきたいと思います。

FRESHEST PEACE DANCE SCHOOL
LOCK強化クラス講師 MARINO

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